2年前まで年老いた老人が1人で家を守っていた。
唯 守る って言っても容易でないのが、このアトリエの立地。 里山の中腹に位置し、周囲がビッチリと竹林に囲まれている。 これが、良い時もあれば、悪い時もある。 竹林が風を遮る為、強風が吹き荒れる日でも、アトリエの 外回りは、僅かに風が吹くのみ。 しかし目を見上げれば巨大な杉の木がウネリを上げる様 に大きく揺れていて、山から下りると、余りの強風に度々 驚かされた。 これは、いい部分でもあるが、家屋の通気の観点からは やや問題がある、木造家屋は、常に空気を循環させ、 木が乾燥している状態でなくてはならない。 長い間、締め切っていた事もあり、黴臭は、無いものの、何処か 湿り気を感じた室内だった。 アトリエ滞在中は、出来るだけ 窓を開け、空気の流通に努め、密に立ちそびえていた竹を 夫が結構な量を伐採した。 正にマタギ状態である。 伸びに伸びきった竹は、3階~4階程の高さがゆうとある。 風にそよぐ様に撓む竹の様は、優雅ではあるけども、 家を飲み込む勢い、、最近購入した、簡易のチェーンソー でひたすら切り倒す。それに繰り返しの結果、窓を開けた時の 空気の流れが変わった、空気が通り抜ける、正にそんな感じ。 日中に窓を開放し続け数日、家の中は、乾燥し、頬で感じる 空気もカラリとした。息吹を少しだけ吹き返した木の家。 やる事は、まだまだ沢山。 戦力外の私。 40代の夫、家主だった老夫の年齢から考えると まだまだ若い夫、人並み以上に体力があるタイプだが、 かなりの体力消費らしい、、、 1人、この家を守っていた老夫の事を、考えながら 変わり行くアトリエの変化を見届けたい。
by maiko_oh
| 2013-04-02 23:34
| 山のアトリエ
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*紹 介*
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千葉県匝瑳市の里山の中にある古民家に暮らして います。 印判皿を始め、古いモノを中心にネット販売して おります。 Blog中に出てくる骨董についても販売可能です のでリクエスト等と合わせて、お気軽にお問い 合わせ下さい。 カテゴリ
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